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title: PowerPointでPESTEL分析スライドを作る6つの手順
description: PESTEL(PEST)分析スライドをPowerPointで作る具体的な手順を6ステップで解説。ハニカム図で要素ごとの文章量が違うときに文字が崩れる原因と対処法まで。
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コンサル仕事術

# PowerPointでPESTEL分析スライドを作る6つの手順

PESTEL(PEST)分析スライドをPowerPointで作る具体的な手順を6ステップで解説。ハニカム図で要素ごとの文章量が違うときに文字が崩れる原因と対処法まで。

[Advisio編集部](https://www.advis-io.com/ja/blog/author/advisio-editorial)

 9月 25, 2026

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PowerPointでPESTEL分析スライドを作る最短ルートは、SmartArtの既製サイクル図に頼らず、6つの要素(政治・経済・社会・技術・環境・法律)を個別の図形として作ることだ。ハニカム型にするなら六角形を6つ、崩れにくさを優先するなら2行3列の表にする。どちらを選ぶ場合も、色や装飾を触る前にまず要素ごとの文章量に合わせてセルの大きさを決めるのが手順の核心になる。PESTELは政治・経済・社会・技術・環境・法律の6要素を指し、実際の分析では要素ごとに書ける情報量が揃うことはまずない。法律や環境は規制の詳細で長くなりがちで、これがテンプレートのハニカムや放射状レイアウトを埋めた瞬間に崩れる直接の原因になる。

市場参入の検討資料や中期経営計画の外部環境分析、デューデリジェンスの前提整理など、若手コンサルタントやBizDev担当者がこのスライドを作る場面は多い。分析そのものはホワイトボードで10分もあれば形になる。時間がかかるのはスライド化の方で、PowerPointが用意しているハニカムや放射状のSmartArtは「どの要素も3行程度」という前提で設計されており、法律や環境が政治や技術より長くなる現実の分析とは噛み合わない。

## PESTEL分析とPEST分析の違い、要素はいくつあるか

PEST分析は政治・経済・社会・技術の4要素、PESTEL分析はそこに環境と法律を加えた6要素だ。日本語の実務では「PEST分析」という呼び方の資料も多いが、規制対応やサステナビリティが論点になる案件では環境・法律を含めたPESTELの方が抜け漏れが少ない。逆に、環境・法律について書ける内容が薄いなら無理に6要素へ広げず、PESTの4要素で組んだ方がスライドとしては締まる。どちらの呼称を使うかより、要素数を自社の分析内容に合わせて選ぶことの方が重要だ。

## ハニカム型・放射状・表形式、どのレイアウトを選ぶか

選び方の基準は「見た目」ではなく「要素ごとの文章量が揃っているか」だ。ハニカム型(六角形6つ)は各要素が1〜2行に収まる場合に映えるが、文章量が不揃いだと最も崩れやすい。放射状(中心円から6方向に伸ばす形)はハニカムよりコールアウト用の余白を確保しやすい分、スライド全体の横幅を食う。2行3列の表形式は見栄えでは劣るが、文章量が要素ごとにバラついても崩れない。経営会議向けの単独スライドならハニカムや放射状、後続ページで要素ごとに深掘りする前提の要約スライドなら、レビュアーが情報を追いやすい表形式の方が実務では扱いやすい。

## PowerPointでPESTELハニカムスライドを作る手順

- 先にテキストファイルやノート欄で6要素の内容を書き切る。要素ごとに1〜3個の箇条書きで十分。この工程を飛ばしてスライド上でいきなり書き始めると、後から図形サイズを何度も調整し直すことになる。
- SmartArtではなく、挿入 \> 図形 \> 六角形で6つの図形を個別に配置する。SmartArtのサイクル図はギャラリー上ではきれいに見えるが、1つのセルで文字があふれると6つ全部のフォントを一律で縮小する仕様のため、法律だけ長い場合に全体が小さくなってしまう。
- 六角形は共通サイズではなく、要素ごとの文章量に合わせて幅を変える。政治や技術のように短い要素は小さめに、法律や環境のように長い要素は2〜4割ほど幅を広げる。高さは全要素で揃え、横一列として見えるようにする。
- 「テキストをオートフィットで自動調整」は最終チェックとしてのみ使う。複数のセルでこれに頼っている状態は、フォントを縮めるべきではなく内容を削るべきサインだ。
- 全体を1つの見えないグリッドに揃える。図形をすべて選択し、「配置」から上下中央揃えと左右に整列を実行してから、色や装飾に進む。
- 色分けは要素ではなく評価で行う。たとえば「現状は強み」「直近のリスク」で2色に絞る。SmartArt挿入時の初期設定にある6色バラバラの配色は、分析ではなく分類の見た目になってしまう。

![PESTELハニカム図のBefore/After。固定サイズの六角形に社会・環境・法律の長い文章を詰め込んだ状態と、要素ごとにセル幅を変えて文字量に合わせた状態の比較。](https://www.advis-io.com/hubfs/blog-figures/075-pestel-analysis-powerpoint-fig1.ja.png)

図: 同じ6要素でも、セル幅を固定したハニカム(上)と要素ごとの文章量に合わせたハニカム(下)では収まり方が変わる。

同じ「先にセルを内容に合わせ、装飾は後」という順番は、[RACIチャート](https://www.advis-io.com/ja/blog/raci-matrix-powerpoint-consulting-ja?hsLang=ja)のようなマトリクス系スライドでも共通する考え方で、この順番を守るかどうかがレビュー後の手直し量を大きく左右する。[コンサル資料の代表的なテンプレート10種](https://www.advis-io.com/ja/blog/consulting-slide-templates-ja-ja?hsLang=ja)を見ても、テンプレート自体より埋めた後の整列作業に時間がかかる点は共通している。

## 要素ごとの文章量が違うと、なぜハニカムから文字がはみ出すのか

原因は、SmartArtや多くの配布テンプレートが6つの図形を1つの連動オブジェクトとして扱い、フォントサイズの調整ルールを全体で共有していることにある。法律の説明を長めに書くと、SmartArtはその六角形だけでなく6つ全部のフォントを一律で縮小して見た目を揃えようとする場合があり、結果として短くまとめたはずの政治の説明まで小さくなる。図形を個別に手作業で作ればこの連動は起きないが、代わりに別の手間が発生する。法律のテキストを直すたびに、図形の幅を手動で調整し、整列ガイドを引き直す作業が毎回ついて回るという手間だ。PESTELスライド作りの実質的な作業は、6要素を書くことではなく、1要素の内容が変わるたびにレイアウトを組み直すことにある。

## PESTEL分析の具体例:アパレル企業のインドネシア進出

国内の中堅アパレル企業が、インドネシアでの直営店とEC展開を検討しているケースで考えると、PESTELは次のような形になる。

- **政治:**政権の政治的安定性は比較的高く、2021年のポジティブリスト導入以降、多くの業種で外資出資規制が緩和されている。
- **経済:**東南アジアの中でも高い経済成長率が続き、都市部の中間層拡大が消費を押し上げる一方、ルピア安が輸入原材料のコストに影響する。
- **社会:**人口の中央値年齢が若く、SNS経由の購買行動が強い。体型・サイズ展開は現地向けの調整が必要になる。
- **技術:**都市部を中心にモバイル決済(Eウォレット)の普及率が高く、アプリ起点の会員施策と相性が良い一方、郊外の物流インフラは都市部ほど整っていない。
- **環境:**ファストファッションの廃棄問題やプラスチック包装規制への社会的関心が高まっており、店舗の梱包資材や調達方針の説明が求められる。
- **法律:**大規模小売業態は外資に開放されている一方、伝統的な小規模小売や一部の物流関連業種には出資比率の上限が残るため、業態区分の確認と現地弁護士によるレビューが進出前に必要になる。

このケースでも環境と法律が自然と長くなる。これは書きすぎているのではなく、規制対応の分析としては妥当な分量だ。固定サイズのハニカムでは、この2要素を削って型に収めるか、逆にこの2つだけが目立って政治・技術がスカスカに見えるかの二択を迫られる。

## AIが効くところ:入力するたびにセルサイズを自動調整する

ここから先は分析ではなく、純粋に機械的な調整作業になる。Advisioは6つのPESTEL要素のテキストを読み取り、法律の説明が3文で政治が1文だけという不揃いな状態を前提に、ハニカムや放射状レイアウトのセルサイズ・フォントサイズ・中央揃えを自動で組み直す。手作業で六角形を測り直す工程が発生しない。生成される図形はPowerPointのネイティブな図形であり画像化されないため、パートナーレビュー後に法律の記述を削った場合でも、そのままクリックして編集できる。[Microsoft AppSource](https://marketplace.microsoft.com/en-us/product/advisioinc1760912844242.advisio-202604?tab=Overview)に掲載されているので、不揃いなPESTEL原稿を入れたときの挙動を実際に確認できる。

## FAQ

### PESTEL分析とPEST分析はどう違いますか

PEST分析は政治・経済・社会・技術の4要素、PESTEL分析はそこに環境と法律を加えた6要素だ。規制やサステナビリティへの言及が分析の論点に含まれるならPESTEL、含まれないならPESTの4要素で十分なことが多い。

### PESTEL分析の要素はいくつですか

政治・経済・社会・技術・環境・法律の6つ。PEST分析の段階では4つで、環境と法律が後から加わった。学術的にはさらに倫理(Ethical)を加えた7要素のSTEEPLE分析もあるが、通常のコンサル資料ではPESTELの6要素で十分なケースがほとんどだ。

### PESTEL分析とSWOT分析はどう使い分けますか

PESTELは自社の外の環境(政治・経済・社会・技術・環境・法律)を俯瞰する分析、SWOTは自社や特定戦略の強み・弱み・機会・脅威を評価する分析で、役割が異なる。実務ではPESTELで外部環境を整理した後、そこから拾った機会と脅威をSWOTのOpportunities・Threatsに反映させる順番がよく使われる。

### 6要素すべてを均等な分量で書く必要がありますか

ない。均等な分量はデザイン上の都合であって、分析上の要件ではない。実際の調査で法律や環境の情報が厚くなったなら、スライドもそれを反映すべきで、無理に4要素を水増しして揃える必要はない。表形式や箇条書きレイアウトなら不均等でも自然に見え、ハニカムや放射状にする場合だけ手動でのサイズ調整が必要になる。

### ハニカム図はSmartArtで作るべきですか、それとも図形を個別に作るべきですか

要素ごとの文章量が揃っているならSmartArtで十分だが、法律や環境だけ長くなるケースが多いPESTELでは、6つの六角形を個別の図形として作った方が、1要素の修正が他の5要素のフォントサイズに影響しない分、後々の修正が楽になる。

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