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title: PowerPointで100日プランのスライドを作る方法(PMI・M&A統合編)
description: PMIの100日プランスライドをPowerPointで作る手順。フェーズ列の幅はDay数に比例させ、レーンの高さはマイルストーン数で決める――ワークストリーム数が変わっても崩れない組み方を解説します。
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コンサル資料作成

# PowerPointで100日プランのスライドを作る方法(PMI・M&A統合編)

PMIの100日プランスライドをPowerPointで作る手順。フェーズ列の幅はDay数に比例させ、レーンの高さはマイルストーン数で決める――ワークストリーム数が変わっても崩れない組み方を解説します。

[Advisio編集部](https://www.advis-io.com/ja/blog/author/advisio-editorial)

 10月 8, 2026

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クロージングから3日後、PMI(統合)チームの誰かがPowerPointを開き、前回案件の100日プランのスライドを引っ張り出してワークストリーム名だけ差し替える、というところから作業が始まることがよくあります。コミュニケーション、人事、営業、IT、財務の5レーンを同じ高さで積み、Day1-30/Day31-60/Day61-100の3列を同じ幅で並べる――ここまでは問題ありません。崩れるのは、各ワークストリームリーダーから実際のマイルストーン一覧が届いた後です。ITだけでシステム棚卸し、アクセス権限の移行、データ移行計画など7項目がDay1-30に集中し、コミュニケーションは全期間でわずか2項目。高さを揃えたITレーンはダイヤ型マーカーとラベルが重なり合う塊になります。直し方はシンプルで、①列の幅は均等3分割ではなく実際の日数比に合わせる、②レーンの高さはそのワークストリームのマイルストーン数で決める、③レーンごとに図形をグループ化しておく――この3つです。

## 「ITレーンだけ崩れる」100日プランスライドの典型例

上の場面は決して特殊なケースではありません。むしろ、まだ各ワークストリームからマイルストーンが届いていない契約締結直後の月曜日に作られる100日プランスライドの、ほぼそのままの姿です。そして厄介なのは、1週間後に実際のマイルストーンを貼り付けた後も、レイアウトの前提そのものは変わらないまま残ってしまうことです。上部にDay1-30/Day31-60/Day61-100の3列を均等幅で配置し、左側にワークストリームごとの横長レーンを同じ高さで5本並べ、各レーンにダイヤ型のマーカーを「だいたいこのあたり」という感覚で置いていく——これが典型的な組み方です。

最初に破綻するのはIT&システムのレーンです。PMIにおけるIT統合作業は前倒しになりやすく、システム棚卸し、アクセス権限の移行、データ移行計画、カットオーバーのリハーサル、ヘルプデスクの引き継ぎ、レガシーシステムの廃止日、Day30時点のチェックポイント――中規模案件ではこの7項目がすべてDay1-30の中に収まることも珍しくありません。7個のマーカーが、幅30日分の列1本・高さが事前に決め打ちされたレーン1本の中に押し込まれ、ダイヤ型マーカーもラベルも重なり合います。一方でコミュニケーションレーンは、週1回のタウンホールとDay60の全社アップデートだけで、ITと同じ高さのレーンがほとんど空白のまま残ります。

## なぜ崩れるのか――4つの原因

スライドが脆くなる原因は4つあります。どれも単体では「間違い」に見えないのが厄介なところで、共通しているのは「実際のマイルストーンが届く前に決めてしまい、届いた後も見直さない」という点です。

**列の幅を実日数ではなく均等3分割で決めてしまう。**Day1-30とDay31-60はたしかにどちらも30日間ですが、Day61-100は40日間あります。これを均等な幅で描くと見た目の問題だけでなく、最終フェーズの実際の長さを読み手に過小評価させてしまいます。

**レーンの高さを密度ではなく均等に決めてしまう。**ワークストリームの名前を見ただけでは、そこにマイルストーンが何個入るかは分かりません。ある案件ではITが混雑するレーンになり、別の案件――たとえばカーブアウト案件――では法務や財務(エンティティ分離、TSA終了日、単独台帳への移行など)が膨らむこともあります。マイルストーン一覧が存在する前にレーンの高さを固定してしまう設計は、そもそも答えようのない問いに先に答えを出しているようなものです。

**マーカーの位置を、共通の日数スケールではなく感覚で置いてしまう。**計算されたスケールがないと、「Day38」のマーカーと「Day30」のマーカーはほぼ同じ場所に置かれがちです。どちらも「列の最初のあたり」という感覚でしか配置されないためです。フェーズの境界線から実際の日数が離れるほど、この感覚任せの誤差は大きくなります。

**各レーンを1つのグループにまとめず、バラバラの図形のまま置いてしまう。**ITレーンのラベル・背景帯・7個のマーカーとラベルがグループ化されていないと、重なりを直すには1つずつドラッグし直す必要があり、ワークストリームを1本追加する(たとえばカーブアウト案件でのエンティティ分離専用レーンなど)には、それより下にあるレーンすべてを手作業で測り直すことになります。5分で終わるはずの修正が40分仕事に変わるのは、ここが原因です。

## 手順1 — フェーズ列の幅は実日数に比例させる

最初に手を付けるべきは曲線でもレーンでもなく、定規です。全期間の日数(100日が一般的ですが、120日で回すチームやDay90の取締役会チェックポイントに合わせて最終フェーズを区切るチームもあります――手法自体はどの日数を選んでも変わりません)を決め、トラック全体の幅をその日数で割って「1日あたりの幅」を先に出します。各フェーズの境界は、均等な分数ではなく「累計日数÷全日数×トラック幅」の位置に置きます。

トラック幅25.4cmの標準的な30/30/40分割であれば、1本目の境界線はDay30÷100×25.4=7.6cm、2本目はDay60÷100×25.4=15.2cmの位置になります――均等3分割なら8.5cmと16.9cmになるところです。差はわずか1cm弱ですが、この差が「Day61-100は他の2フェーズと同じくらいの長さに見える」という誤読を生みます。実際には他の2フェーズより3割以上長い期間です。境界線は細い点線(薄いグレー、1pt)で引き、「Day1-30」「Day31-60」「Day61-100」の見出しは各列の実際の幅に合わせて中央揃えにします。この比例配分のロジックは[コンサル品質のガントチャート](https://www.advis-io.com/ja/blog/gantt-chart-powerpoint-consulting-ja?hsLang=ja)を作るときと同じで、実は100日プランのスライドは「3つのフェーズラベルを日数軸の上に重ねたガントチャート」だと考えると、同じルールがそのまま当てはまります。

## 手順2 — レーンの高さはマイルストーン数で決める

レーンの高さは、そのレーンのマイルストーン一覧が揃うまで決めないのが原則です。揃ったあとの計算は機械的です。マーカーが重ならない(日数軸上で近接するマイルストーンがない)レーンなら、マーカー+ラベル+小さな余白で0.8cm程度あれば足ります。一方、ITの7項目のようにマイルストーンが密集するレーンでは、マーカーを上下2段に振り分ける必要があり、必要な高さはおよそ1.6cmまで倍増します。これはITが重要なワークストリームだからではなく、単純にその期間の情報量が多いからです。

2段に分ける際の具体的な手順はこうです。ITレーンの7個のマイルストーンを日付順に並べ、奇数番目(1・3・5・7番目)を上段、偶数番目(2・4・6番目)を下段に振り分けます。それぞれの段の中では左から右へ日付順を保ったまま、数ポイントずつ間隔を空けて配置します。上下に完全に揃えて並べるのではなく、交互にずらして配置することで、後からラベルを付けたときにリーダー線同士が交差しにくくなります。

それでも1つの期間に8個以上のマイルストーンが密集する場合――ITが特に重いカーブアウト案件ではこのレベルの密集も起こり得ます――は、2段でも収まりきりません。その場合は番号付きの小さなマーカーに切り替え、正式名称はレーン下の凡例に移します。これは、1人のオーナーに多数のタスクが割り当たったときに[RACIチャート](https://www.advis-io.com/ja/blog/raci-matrix-powerpoint-consulting-ja?hsLang=ja)を読みやすく保つのと同じ、密度に応じたラベリングの切り替えです。やってはいけないのは、7個のラベルを無理やり収めるためにそのレーンだけフォントサイズを落とすことです。1つのレーンだけ9ポイント、残りが12ポイントという状態は、言葉で説明されなくても「ここだけ詰め込んだ」という印象を読み手に与えます。

コミュニケーションレーンの2個のマイルストーンには、最小の高さ(1段分、0.8cm程度)で十分です。ITに合わせて1.6cmまで引き伸ばす理由はなく、そうしてしまうと情報量が増えるわけでもないのに、その下にある全レーンが余計に下へ押し下げられるだけです。

## 手順3 — レーンごとにグループ化し、ワークストリーム数の変化に備える

1つのレーンに属する図形――左側のラベルテキストボックス、トラックの背景、すべてのマーカーとそのラベル――をまとめて選択し、Ctrl+Gでグループ化します。「オブジェクトの選択」ウィンドウでグループ名を「Lane\_IT\_Systems」のように分かりやすく付け直しておくと、次の見直しが格段に楽になります。カーブアウト案件で「切り離しレーン」を6本目として追加する必要が出たとき、新しいグループを適切な位置に挿入し、「配置」→「上下に整列」をレーングループ同士(個々の図形同士ではなく)に対して実行するだけで、既存の5レーンが自動的に間隔を調整してくれます。グループ化していなければ、同じ追加作業は既存5レーン分(1レーンあたり図形クラスタ2つ前後)をすべて手作業で測り直すことになります。

フェーズ境界の点線と列見出しは、どのレーンにも属さない背景レイヤーとして別にグループ化しておきます。全レーンに共通するため個別のレーングループには含めず、全体の期間を100日から120日に延ばすといった変更があったときに、1つのオブジェクトの幅を調整するだけで済むようにするためです。

**現場メモ:** 外資系コンサル時代に担当したある統合案件では、ステアリングコミッティのたびに100日プランのスライドをほぼ毎回描き直す羽目になっていました。原因は統合計画そのものが不安定だったからではなく、スライド側が小さな変更を吸収できない作りになっていたことにありました。あるワークストリームリーダーがベンダーとの電話会議の後にマイルストーンをDay42からDay55に動かすだけで、レーンがグループ化されておらずマーカーも感覚で置かれていたため、「1つ動かす」はずの作業が「境界線との位置関係を確認し、近くにある他のマーカーも詰まって見えないか調整する」という作業に膨らんでいました。レーンをグループ化し、マーカー位置を日数から計算しておくことは、統合そのものを速めるわけではありませんが、少なくともスライドが余計な仕事を生み出すのは止めてくれます。

![比較図:均等幅の列と均等高さのレーンで組んだ100日プランでは7個のITマイルストーンがDay1-30列で重なり合うが、実日数に比例した列幅とマイルストーン密度に応じたレーン高さで組むと重ならない。](https://www.advis-io.com/hubfs/blog-figures/118-100-day-plan-slide-powerpoint-fig1.ja.png)

図: 同じ5ワークストリームを均等な列幅・均等なレーン高さで組んだ場合(上)と、実日数に比例した列幅・密度に応じたレーン高さで組んだ場合(下)。

## どの案件にも通用する4つの原則

個別のレーンや列の話から離れて一般化すると、どの案件・どのワークストリーム構成・どの日数設定にも当てはまる4つの原則にまとまります。

- **列の幅は実日数に従う。**均等な見た目の3分割ではありません。フェーズの長さが日数として違うなら、列の幅も違って当然です。
- **レーンの高さはそのレーンのマイルストーン密度に従う。**マイルストーン一覧が揃う前に高さを決めてはいけません。ワークストリームの重要度と必要な高さは無関係です。
- **マーカーの位置は計算された日数スケールから決める。**最寄りの境界線に対する感覚で置いてはいけません。境界線から離れるほど感覚任せの誤差は大きくなります。
- **各レーンは1つのグループであり、他のレーングループに対して整列させる。**個々の図形をバラバラに動かすものではありません。これがワークストリーム数の変更にかかる時間を、2分と40分に分ける違いです。

## PE投資先のバリュークリエーション100日プランにも同じ手法を

PEファンドが投資先企業に対して描く「最初の100日」のバリュークリエーションプランは、表面的にはM&A統合プランとは別物に見えます。ワークストリーム名が違いますし、フェーズの区切り方も異なることが多いからです。ですが、上で説明した4原則はそのまま当てはまります。典型的なPE投資先の100日プランでは、M&A統合プランの5レーンの代わりに、コマーシャル・エクセレンス、コスト・調達、人材・リーダーシップ、システム・データ、ガバナンス・レポーティングといったレーンが並び、フェーズも3列ではなく4列になることがよくあります。投資ファンドがDay100の前にDay90の取締役会チェックポイントを求めるため、30/30/30/10のような区切りになるのです。

組み立て方自体は何も変わりません。4つの列は均等な4分割ではなく実際の日数(30日・30日・30日・10日)に比例させ、各レーンの高さはそのレーンのマイルストーン一覧が揃ってから決めます。PE案件で密集しやすいのは、M&A統合案件のIT&システムではなく、むしろガバナンス・レポーティングのレーンであることが多いです。週次KPIダッシュボードの立ち上げ、取締役会資料フォーマットの確定、13週キャッシュフローモデルの導入などが、Day30ではなくDay1から動き出すためです。逆にコマーシャル・エクセレンスは、最初の30日間はプライシング監査の着手や営業パイプラインのデータ収集程度で軽く、価格変更やインセンティブ制度の再設計が実際に動き出すDay31以降に密度が上がる――これも「ワークストリーム名だけで密度を決めてはいけない」という原則を裏付けています。どのレーンが2段スタッキングを必要とするかは案件ごとに変わりますが、それに気づき、高さを組み立てる手順そのものは変わりません。

## Advisioが「組み直し」を毎回引き受ける

100日プランのスライドは一度作って終わりにはなりません。ステアリングコミッティのたびにマイルストーンが2週間ずれたり、あるワークストリームリーダーが契約時には想定していなかった項目を3つ追加してきたり、組織再編の後に2つのレーンを1つに統合するよう求められたりします。そのたびに必要になるのは、レーンのマイルストーン数を数え直し、列の比率を確認し直し、整列を実行し直すという、単純だからこそ面倒な再計算です。[Advisio](https://www.advis-io.com/?hsLang=ja)は[Microsoft AppSource](https://marketplace.microsoft.com/en-us/product/advisioinc1760912844242.advisio-202604?tab=Overview)に掲載されているPowerPointアドインで、ワークストリーム一覧とマイルストーンの日付を渡すだけで、各レーンをそのマイルストーン数に、各列を実際の日数比に合わせてネイティブな編集可能図形として組み直します。マイルストーンを2週間動かすのも、ステアリングコミッティの指示で6本目のレーンを追加するのも、ドラッグ&ドロップで終わる作業になり、前日まで問題なかった5レーンを一から測り直す夜を過ごす必要はなくなります。

[コンサル資料作成](https://www.advis-io.com/ja/blog/tag/コンサル資料作成) [スライドデザイン](https://www.advis-io.com/ja/blog/tag/スライドデザイン)

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